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クッションの洗濯頻度と洗濯方法
クッションは3ヶ月に1回程度、定期的な洗濯(手洗い)が必要になります。しかし中綿の偏りや型崩れの恐れがありますので、洗濯機で洗ったり、乾燥機で一気に乾かすのはおすすめできません。

また洗濯を始める前にそのクッションを水洗いしていいのか確認が必要です。中綿の素材が、ポリエステルや綿、パウダービーズのような一般的なクッションは基本的に洗濯することができますが、ウレタンなど水洗い不可の素材もあります。
洗濯不可(ウレタン)クッションのお手入れ
低反発枕やマットレスなど詰め物がウレタンの場合、クリーニング業者に依頼しても洗濯することはできません。撥水性の高いカバーを事前に使用したり、買い替えを行うのが一般的です。
メンテナンス方法としては中性洗剤を薄く溶かして作った溶液でタオルを濡らし、それで表面をなでるように拭いてください。その後扇風機や自然風を利用して陰干しします。ウレタンは水にめっぽう弱く、吸水性抜群で一度吸着すると離しませんので無理に洗濯すればかえって雑菌の温床となります。

クッションの洗濯手順
①水を張りおしゃれ着用洗剤を溶かす
クッションのサイズに合った洗面器・桶、又はお風呂場や洗面台に、クッションがちょうどつかる程度の水を張ります。そこにおしゃれ着用洗剤洗剤を溶かし洗濯液をつくります。
②クッションを押し洗い
20~30回程度、クッションを満遍なく丁寧に押し洗いしていきます。キッチン用のスポンジまたは使い古しの歯ブラシで部分的なこすり洗いもおすすめです。強くもんだり絞ることのないよう丁寧に扱いましょう。
③水を変えてよくすすぐ
洗い終えたら水を捨てすすぎにうつります。水の汚れがなくなるまで何度か水を入れ替え、しっかりすすぎます。洗剤残りは黄ばみの原因になります。
④タオルで脱水
バスタオルでクッションを包み、優しく押すようにして水気を拭き取っていきます。タオルで包めないサイズだったり、タオルドライでは脱水が不十分と感じる場合は、洗濯機の脱水機能を使うといいでしょう。しかし中綿の偏りを防ぐために10秒~30秒程度、様子を見ながら繰り返してください。
クッションの正しい干し方
- 直射日光を避け、風通しの良い場所で陰干し
- 吊るし干しはせず、平干しする
- 中が乾くまでしっかり干す
クッションを吊るし干しをすると重力によりどうしても中綿に偏りが出てしまいます。平干しネットや枕用ハンガーなどを活用し、均等に重力がかかるよう平干しするのがポイントです。また、脱水後はクッションの形をしっかり整えてから干すことで、元通りの綺麗な形に仕上がります。
クッションの中まで水が浸透していますので、2~3日程度そのまま乾かしてあげましょう。生乾きの状態で取り込んでしまうと臭いやカビ・ダニの原因になります。
定期的なクッションの洗濯はダニ予防につながる
洗っていないクッションはただ単に「汚い」というだけでなく、その汚れが原因となってダニが繁殖、思わぬ健康被害を引き起きす恐れもあります。
定期的なお洗濯は清潔を保つという意味だけでなくダニの予防にもつながります。特に小さいお子さんがいる場合には、より神経を使い定期的なお洗濯を心掛けましょう。
また「洗濯不可」の表示が付いたクッションは、最低でも半年に一回のメンテナンス、1年~2年に一回の買い替えを行うようにしましょう。