

レースカーテンが白から黒に!窓の結露でカビが大繁殖

外気温と室内の温度差の結露でいつの間にかカーテンをカビさせてしまったことは誰でも一度あると思います。
カビは20度〜30度で発生し、特に25度前後で活発になります。そのため、冬場の室温・結露や加湿器などの水分でカビは繁殖し放題となっているので、少量の付着でも範囲を広げ深く根を張っていきます。
早期発見で適切な洗濯をすることで綺麗に落ちることもあります。しかし、カーテンのカビが深く・広く根付いてしまうと中々落とすことができません。漂白剤を使えばカビを死滅させることは出来ますが、黒い斑点は残ってしまうことがあります。

正しいカーテンの洗濯方法
まずはカーテンのタグを確認しましょう。
- 手洗いマーク・洗濯機マーク表記であれば自宅で洗濯可能です。
※手洗い×・ドライマークセキユ系表記はクリーングが適しています。 - 中性表記のものは中性洗剤を使用。生成り・淡い色のカーテンは変色の可能性があるため、無蛍光の通常洗剤。白やその他の色のカーテンは蛍光増白剤入り洗剤の使用可能。
- 少量カビが発生している場合は、洗濯用酸素系漂白剤ワイドハイターEXなどにつけておく。
カーテン洗濯手順
- カーテンをレールから外しフックも外す。
※カーテン自体にフックが付いている場合は、引っ掛かりを予防するためにタオルなどかぶせてとめておく。カビがある場合は、表記を確認し漂白剤につける。 - シワを予防するため大きめの洗濯ネットに入れる。
※できれば屏風たたみすることで洗剤・水流が行き渡りやすくなる。カビのあった部分を外側になるようにすると効果的です。装飾品が付いている物は、引っ掛かりを防ぐため内側になるようにネットに入れます。 - 洗濯機の手洗いコース・ドライコースなど弱水流で適切な洗剤を溶かしてカーテンを入れる。
※除菌消臭効果のある洗剤や柔軟剤の使用も埃や花粉が付着しにくくなるため適しています。 - 干す時は風通しのいい状態にし、再度カーテンレールに取り付けて干すのが効果的。
※水分の重みでシワが自然と伸びていきます。乾燥機は縮むこともあるためNG。
汚れがひどい場合は2度洗いましょう。洗いすぎも劣化の原因となるため、カーテンのお手入れは季節の変わり目など最低でも年に2〜3回ほどが適していますよ。
頑固なカビの黒いポツポツを落とす裏技

白いレースカーテンが明らかにカビがひどい場合、洗濯しても黒い斑点が残ってしまった場合、一度しっかり乾燥させます。キッチンハイターやお風呂のカビキラーなど塩素系漂白剤をスプレーし、叩くように歯ブラシを当てて流しましょう。あまり長くつけておくと生地が傷むので短時間で終わらせるようにするのがポイントです。
その後しっかり流し、通常通り洗濯します。この方法で黒い斑点が落ちていることがほとんどですが、落ちない場合は買い替えましょう。心配な場合は、クリーニングにお任せすることを推奨しますよ。
カーテンの簡単カビ予防

一度綺麗にしたカーテンは再発防止に努めましょう。窓に結露防止シートやスプレーを施したり、水滴を取り除くことが効果的です。
綺麗な状態のカーテンに無水エタノール・水を6:4で薄めたものを吹きかけてしっかり乾燥させることでカビ予防することもできるので試してみてはいかがでしょうか?