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都市型ドラム式洗濯機[Cuble]Panasonic NA-VG710を使ってみた

今回購入したのは、ななめドラム洗濯機「NA-VG710」、CubleというPanasonicのブランドです。特に我が家は、タワーマンションで外に洗濯物を干すことが難しいため、洗濯乾燥機が備えられていることと、スリムなマンションサイズであることが条件でした。それに見合うものがズバリ、このNA-VG710だったわけです。




Panasonic NA-VG710の特徴
キュービックの大きな特徴は3つ。この3つに魅力を感じなければ他のドラム式洗濯機を選んだ方がいいと思います。
- マンションサイズ&デザイン
- 温水泡洗浄
- 低温風パワフル乾燥
「①」については解説したので、「②」「③」について詳しくまとめていきます。
②温水泡洗浄~洗剤液を温めて洗うことができる

水溶性・油溶性の汚れは、共通して温度が高いほど汚れが落ちやすくなります。NA-VG710の場合はドラム槽下にヒーターがあるので、「お湯」で洗濯しているイメージです。正式名称が「ドラム式電気洗濯機」というのもこれが所以。
従って、洗剤や化学的な力に頼らず、自然な形で洗い上げることができるため繊維の傷つきを抑えることができます。


また「ジェットバブルシステム」で洗剤を「泡」に変えて洗い上げます。たたき洗い・もみ洗い・押し洗い・こすり洗いと、多様な洗濯方法を用いて高い洗浄力が実現。最先端・技術力という点で洗濯機の性能を見れば、現時点で間違いなくNo.1です。

③低温風パワフル乾燥~縮み・シワの仕上がりに驚き!

従来の乾燥機と違い、低温風(室温+10℃)による自然風乾燥なので仕上がりは外干しのようなふわふわ感、肌触りとなります。特に縮み・シワについてはまるでアイロンをかけてしばらく均した自然な感じになります。

しかし、低温風ゆえに「時間がかかる」「室温が低いときは乾ききれていないときがある」というデメリットがあります。

Panasonic NA-VG710を使ってわかったデメリット
①洗濯~乾燥の時間が長い
一回の洗濯~乾燥にかかる時間は200分。乾燥仕上げをしなければここから1~1.5時間短縮できますが、乾燥こそがこの洗濯機の魅力なのでそれをカットするのは好ましくはありません。
②フィルターの手入れを毎回行う必要がある


乾燥フィルターは乾燥のたびに洗う必要があります。大量のホコリや細かい毛をかき集めるため、乾燥が終わるたびにフィルターが汚れでベットリ。その分きれいになっている証拠ですので、手間でも毎回メンテナンスするようにしましょう。
ただ、清掃が必要になると自動でアラームが鳴るので「メンテナンス忘れ」というのは防ぐことができます。
③1回の洗濯量が少ない

洗濯・脱水容量は7kg、乾燥容量は3kgです。乾燥の精度を上げるためにはこの容量をオーバーしてはいけません。上のモデル(NA-VG1100)になると洗濯・脱水容量は10kgまで可能ですが、乾燥については3kgのままなのが残念です。

④ナノイー機能については不明
ナノイーを始めとする消臭・除菌・マイナスイオンなどの効果については不明です。NA-VG710にはナノイー機能が付随しておらず、一つ上のNA-VG1100には付随しています。しかし十分消臭・除菌されており、「ナノイーがあるNA-VG1100にしておけばよかった」と感じることはありませんでした。
Panasonic NA-VG710はどんな人に向いてるの?

Panasonic NA-VG710は明確に「対象となる方」がはっきりした洗濯機です。改めてその特徴とデメリットをまとめてみると
- 都市型サイズでコンパクト
⇒一人暮らしや都市型マンションに最適
⇒容量が少なく4人以上の家族には不向き - 温水洗浄・ハイブリッド洗浄
⇒洗浄力はNo.1、おしゃれ着や黄ばみなどもOK - 低温風乾燥
⇒シワや縮みができにくい
⇒乾ききらない、時間がかかる
というイメージです。大家族の方や洗濯物が多い方は「絶対に」適しません。3人以下の家族、4人家族でもお子さんが小さい場合や一人暮らしには最適です。またタワーマンションなど、洗濯物を干すことができない場合や、洗濯乾燥機で性能が良いものを探している方にはおすすめです。