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衣類スチーマー NI-FS470-Kの特徴やスペックは?
出勤前や仕事終わりにアイロンをかける作業って結構手間ですよね。アイロン台を出したり、温まるのを待ったり。我が家は小さな子供がいるため、温まるまで待っている間にむき出しのアイロン面にぶつかってしまったこともあり、それが買い換えを考える要因の一つとなりました。
今回購入したPanasonicのNI-FS470-Kはそうした悩みを解決してくれるかもしれない商品だったのですが、衣類スチーマー初心者なため購入前に徹底的に調べることから始めました。その過程と実際の効果を比較しながら解説していきますね。

NI-FS470-Kの特徴は大きく3つに分かれています。
- アイロン台なしでハンガーに吊るしたままサッとシワとり
- スチームパワーで除菌・消臭・アレル物質(ダニ・花粉)対策も
- フラットなアイロン面でプレス仕上げも可能、きちんと仕上げが得意

①アイロン台を取り出す手間なし!
ハンガーに吊るしたままスチームを当てられるので、アイロン台は必要ありません。専用の容器で給水し、立ち上がりにかかる時間はなんと30秒で持ち手の赤い点滅が赤くなったら使用可能です。
コードは約2.5mと長いため立っても余裕で、持ち手の部分にスチームボタンがあり押しやすい設計になっています。
また、左利きにも使いやすい「360度アイロンがかけられる」という点も魅力です。
②ジャケットに染み付いた嫌な匂いを除去!新たに「アレル物質対策」も追加

旦那さんの飲み会やタバコ臭などジャケットに臭いが染み付いてしまった時、NI-FS470-Kにはスチーム脱臭効果があるため帰宅後に手軽に消臭できます。アイロン面を直接当てることで99%除菌効果があることが実証されています。

新たに「NEW」と表記されているダニ・花粉などのアレル物質対策は、どの角度からも当てられる平均4分間連続スチーム噴射(スチーム量平均1分/約11g)で吹き飛ばし除去することが可能です。日本人は年々花粉症人口が増加しているので、室内に花粉を持ち込まないように玄関でパパッと使えることも嬉しい点です。
③プレスもできる2wayタイプ
滑り性の良いセラミックコートをアイロン面に使用しています。重量は690gと以前のタイプより少し重くなっていて、アイロン面は中温(160度)と適応している素材が多いです。テカリを防止するために絵表示が低のものは、アイロン面を離してスチームでふっくら風合いを出したい時などに適していますよ。
詳しい素材と使い方はこちらをご覧ください。

購入前に口コミをリサーチ!

〈良い意見〉
- 立ち上がりが速いので忙しい朝に最適
- スチームが出ている間はシワがよく伸びる
- 以前のタイプより使い勝手がいい
- 小さく場所を取らないため収納に便利
〈悪い意見〉
- シワが伸びない、伸びにくい
- 重いので手が疲れる
- スチーム時間が短く何度も給水の必要がある
- アイロン台を出した方が早い場合もある
口コミを調査したものの、特にシワに関しては取れる・取れないの意見がかなり分かれている印象でした。メインアイロンというより、用途を明確に分けて使用するのがよさそうです。
【ビフォー・アフターあり】実際に体験してみました
使用前にまず電源を必ずOFFにした状態で給水します。ONにすると点滅し30秒ほどしてスタンバイ完了になります。
1枚目が実際のスチーム、2枚目が公式サイトのスチームです。実際は公式サイトのようにスチームが出ていますがうまく撮影できませんでした…色が変わっている部分にスチームが出ています。アイロン途中、スチームがぷつぷつと途切れることがありました。
ワイシャツ編
まずはシワシワのワイシャツからスチームを当ててみます。シャツはアイロン面を当てながら10cm幅を3秒ずつかけていくのがポイントです。裾を伸ばしながらゆっくり下に向かってかけていきます。
「スチームがすぐ無くなる!」という口コミがありましたが、MAXからスタートして約半量の水でここまでシワが無くなりました。よく見ると細かいシワが残っているものの朝の出勤前にサッとかけることを考えれば十分シワが伸びているのではないかなと感じます。
スーツのジャケット・スラックス編
続いてジャケットです。目立つシワは少ないものの主人が喫煙者のため消臭効果はあるのか?なども兼ねて検証します。
ウールのジャケットはアイロン面を衣類に直接当てないように1cm浮かせた状態でスチームを当てて伸ばしていきます。
結果は、浮かせた状態で使用しているとシワの伸びはイマイチかなと感じました。気になる臭いは、軽減されているものの染み付いたものを無臭化するまではいかないようです。
更にスラックスもすっかり折り目が薄くなりよれている状態なのでプレスして折り目をつけていきます。しっかりプレスするためアイロン台と当て布を使用して、折り目に沿ってゆっくりプレスしていきます。
全くなかった状態からすると、折り目はつきましたが初心者には難しかったです。口コミにもありましたが、パッキリさせるではなく「風合いを出す」という点では使えます。スーツをシャキッとさせたい場合は不向きな印象です。
子供用ワイドパンツ編
普通の衣類でも試してみました。子供用のシワシワになっているワイドパンツです。チノパン系って座りジワとかできやすくて洗濯も難しいですよね。こちらは、上の方に少しプリーツもあるため、ハンガーにかけながらシワを伸ばし当て布を裏から当てながらプレスもしてみました。

MAX給水してから使い切るまでにここまでシワを伸ばすことに成功しましたよ。アイロン面を直接当てれば、ハンガーにかけたままでもシワはある程度取り除くことができました。使い終わったら電源をOFFにしてから水を捨てるのも忘れないようにしましょう。

Panasonic NI-FS470-Kはどんな人に向けられた商品?
Panasonic NI-FS470-Kは、メインアイロンとしてではなく、2台目のサポート機としておすすめです。結構ずっしりくる重さなので、2〜3枚連続でかけると疲れてしまいます。MAX給水で1枚をしっかりシワ取りするイメージなので、何枚かかける場合は途中で給水が必要になりかえって不便に感じました。
そもそも、初心者な私の力量不足も関係しているかもしれないですが…スーツなどは特にハンガーにかけたままシワを伸ばすより、アイロン台をだして当て布をした方がしっかりシワが取れるなという印象です。
シャツなど着ていて恥ずかしくないくらいのシワは短時間で簡単にとることができたので、一人暮らしのサラリーマンやサポートとしてお手軽に使う2台目のアイロンを探していたという方におすすめです。