


布団は浴槽でしか洗えない!型崩れせずに布団を丸洗いする方法

布団は大きく洗濯機の中に入れるのが困難です。そのため布団を自宅で洗うときは浴槽で洗うしかありません。また自宅で布団を洗う場合は以下のことに気をつけてください。
- 洗濯表示を確認
自宅で布団を丸洗いする場合、洗濯表示に手洗いマークor洗濯マークがある水洗いできるものだけを洗ってください。 - 綿・羊毛100%のものは水洗いしない
綿・羊毛は水洗いすると硬くなります。 - キルティング加工されていること
キルティング加工は中綿を表布と裏布で挟み、ミシンで縫うことで膨らみを出していることを言います。キルティング加工されていない布団を洗うと中綿が偏ってしまいます。 - 5年以上使っている布団は自宅で洗わない
布団の寿命は10年と言われており、5年以上使ったものは古く生地が傷んでいます。古い布団を自宅で水洗いするとさらに生地を傷めるため、クリーニングに出しておきます。
風呂の浴槽にぬるま湯を溜める
浴槽に布団が浸かるくらいのぬるま湯(約35度)を溜めおしゃれ着用洗剤を80mlほど入れかき混ぜます。おしゃれ着用洗剤は普通の洗剤より縮みやヨレを防ぎますが、洗浄効果が低いです。ただ布団のように型崩れが気になるものにはおすすめです。
浴槽に布団を折り畳み、踏み洗い
浴槽に布団全体が浸かるように畳んで入れます。折り過ぎると後で踏み洗いするときに踏みづらくなります。2つ折りあるいは3つ折りにし、洗剤液が染み込むように踏み洗いしていきます。
全体的に洗剤液が染み込むよう、時折布団の面をひっくり返し洗剤が均等に行き渡るようにします。
また布団の中綿に洗剤液が残ったままだと生地を傷めてしまうので、ぬるま湯だけを浴槽に溜めてすすいでいきます。布団に染み込んだ洗剤液の泡が出なくなるまで踏み続けます。踏む度に布団に染み込んだ洗剤液が出てくるので、1~2回浴槽内のぬるま湯を交換します。
風通しの良い場所で布団を干す
布団を乾かすときは紫外線の強い10時~14時の間がベストです。2時間おきに日の当たる面と当たらない面をひっくり返します。
風通しを考えて干す際は折り畳んだ部分に隙間ができるようにします。2本の物干し竿にかけるときは、その間隔が50cm以上空くようにしてください。
自宅で布団を洗うのは非常に手間
洗う時間と干す時間を考えると自宅で何枚も布団を洗うことは難しいです。洗うときは1枚の布団に1回しか洗剤液が使えないため、もう1枚洗うと浴槽の水ごと交換しないといけません。また布団は1枚干すだけでも大きく場所を取ってしまうため、自宅で洗うときは1日に2~3枚が限度です。もし何枚も洗いたいときはクリーニングに出すことをおすすめします。