


使わない座布団の正しい保管方法

まず座布団を「日常的に使うもの」と「使わないもの」に分けておきましょう。すぐ使うものは、収納カバーに入れておきその形をキープします。逆に来客用などですぐに使わないものは、ダニよけなどと一緒に保管しておきます。圧縮袋を使用しても構いませんがそれは座布団の値段とも相談してください。ふわふわ感・弾力が命である座布団の本質を奪うものとなります。特に来客用などで高価な座布団を使用されている方は使うべきではありません。
仮に圧縮した座布団を出す場合、来客予定日の前日に3~4時間外へ干し、座布団に空気を入れて原型に戻す作業が必要になります。突然の来客にも対応できるように収納カバーと圧縮袋を使い分けておきましょう。
収納カバーは種類が豊富で何枚も収納できるものが多いです。しかし重ね過ぎると座布団の重さで潰れてしまいます。そのため多くても5枚まで収納できるものを使い、なるべく形を維持しやすいように保管しましょう。
押し入れへ保管する前に湿気を取り除く
座布団を保管する前は自宅で干すかクリーニングに出して、湿気を取り除いておきましょう。特に圧縮袋で収納する場合、通気性が悪いため湿気が残るとカビが生えやすくなります。1~2日かけて昼間の時間帯に天日干しするか、クリーニングでドライ仕上げしてもらいましょう。
押し入れの一番下にすのこを敷く
押し入れに収納する場合、何も敷かずに収納していると通気性が悪く湿気がこもりやすくなります。一番下にすのこを敷いておくだけで下に隙間ができ通気性が上がります。またすのこには除湿効果と消臭効果がありカビ臭予防になります。
座布団収納庫を用意しておくのもおすすめ

最近では座布団用の収納庫があり、収納カバーに入れずそのまま収納できるものもあります。押し入れだと座布団以外に洋服や布団などを収納していることも多くかさばりやすいです。座布団を頻繁に使う家庭では、座布団収納庫を用意しておくのもおすすめです。
また押し入れの中に座布団を入れっぱなしにしておくのは止めましょう。年に一度は押し入れのものを全て取り出し、換気もかねて掃除を行うようにして下さい。