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水洗い・天日干し厳禁!低反発枕の注意点

枕を水洗いして清潔に…天日干しをして殺菌…と思いがち。ところが低反発枕ではどちらもそうした手入れの方法が禁止されています。ここではその理由について解説していきます。
水洗いがNGの理由とは?
枕の素材である低反発ウレタンは、水分を含んだ状態では強度が低下してしまうという性質があります。また一度水を吸収するとなかなか抜けません。
これらが合わさることでどうなるでしょうか?低反発ウレタンが水分を吸って重くなった自分自身の重さに耐えられなくなり、ボロボロと崩れていってしまうのです。
強引に手洗いをしたり、洗濯機にかけたりすると、枕は跡形もなくボロボロに。内部が粉々になってしまうなんてこともあるんです!
天日干しがNGの理由とは?
洗えないならお日様の力を借りて殺菌だ!といきたいところですがこちらもNGです。低反発ウレタンは紫外線に非常に弱く、日光に当たると品質がたちまち劣化して硬化してしまいます。
誤ってカチカチにしてしまった枕を柔らかくしようと手で揉みほぐすと、枕がボロボロと崩れていってしまう恐れもあります。そうなると処分するしか方法はなく、本当にもったいないですよね。
低反発枕の正しいメンテナンス方法
それなら低反発枕は汚いまま放置するしか無いのでしょうか?そんなことありません!ここでは臭いや汚れの取り方を具体的に紹介します。
臭いの落とし方
用意するもの:消臭除菌スプレー、風通しの良い日陰の場所
- 枕本体にスプレーを満遍なくかける。
- 風通しの良いところで半日ほど陰干しする。

汚れの落とし方
用意するもの:台所用中性洗剤、使わなくなったタオル、風通しの良い日陰の場所
- 洗面台にぬるま湯をはる。
- 中性洗剤を数滴たらし、洗剤液をつくる。
- タオルに洗剤液をしみこませ、軽く絞る。
- 枕の汚れの部分にタオルをトントンと叩くようにあてる。
- 汚れが落ちたら風通しの良い場所で陰干しする。

低反発枕は日々のケアが最も重要!
洗うことができない低反発枕。臭いが気になってから…汚れがついてから…ではなく、日頃から清潔にケアすることが重要です。
上記、臭いを落とす方法として紹介した消臭除菌スプレーでのケアと陰干しは、週一回程度の頻度で実施することをおすすめします。そうすることで、臭いや汚れの予防につながります。
また枕本体を清潔に保つために、枕カバーの洗濯が意外と重要になります。ついつい引き伸ばしにしてしまいがちですが、洗う曜日を決めて定期的なメンテナンスを心がけましょう。
長く使った低反発枕は買い替えの検討も
どんなに丁寧なケアをしていても、いずれは寿命が来てしまいます。
長く愛用してきたあなたの低反発枕であっても「最近もちもち感がなくなってきたな」「型崩れしてきて元の形に戻りにくくなったな」そのように感じたらそれは枕の買い替え時かもしれません。
どうせなら寿命をむかえるまで、最後まできっちり使いたいですよね?そのためにも正しい手入れの方法と日頃のケアが重要になってくるのです!