【衣類の花粉対策】付けにくくする方法と正しい取り除き方

えりか
ハックション!もう花粉の季節かしら、最近くしゃみと鼻水が止まらなくて外に出るのも一苦労。洋服にもべったり花粉が付いてるだろうし、洗濯も大変だわ。
まなつ
花粉とか静電気を予防できる柔軟剤が増えてきてるから使ってみたら?あとはポリエステルやナイロンのように表面がツルツルした服なら花粉を手でも払い落とせるわよ。
かずみ店員
花粉は家に持ち込まないのが基本!外で払っておくだけで付着量が約3分の1に減少します。ただどれだけ払っても花粉の飛散がピークのときはすぐに付着してしまうため、家に着いてからも取り除かないといけません。

花粉のピークは2月上旬からやってくる

日本では4人に1人が花粉症で、もはや国民病とも言われています。特に多いのがスギ花粉。花粉の飛散量は天候によって異なりますが、北海道を除くほとんどの地域で2月からスギの飛散がピークを迎えます。

関東では他の地域よりもピーク期間が長く、5月までの3ヶ月間花粉で悩まされます。花粉が少ないと言われている北海道でも4月からシラカンバ、6月にはイネの飛散量が増えます。また花粉症は遺伝性があり、体内の許容量を越えると今までアレルギーのなかった方もかかってしまいます。

花粉名 ピーク時期 地域
スギ 2~4月 東北・関東・東海・関西・九州
ヒノキ科 3~5月 東北・関東・九州
シラカンバ 4~5月 北海道
イネ科 5~6月中旬 北海道・東北・関東
ブタクサ属 8~10月 関東
かずみ店員
スギは北海道を除くと全ての地域で多く飛散しているため、アレルギーを持っている方が多いんです。

洋服に花粉を付けにくくする方法

柔軟剤を使って静電気予防

香りで柔軟剤を選んでいる方も多いと思いますが、本当の効果は繊維を柔らかくして静電気を予防することなんです。ブラウスやカーディガン、ニットなどの毛糸でできた衣類は、他の衣類と重なることで摩擦を起こし帯電します。

柔軟剤を使うことで生地表面を滑らかにして摩擦を予防してくれるのです。また成分に繊維の表面から電気を逃がす層を作り出し、静電気が溜まりにくくする効果もあります。洗濯機で洗えないものに関しては、柔軟剤を20倍に薄めたスプレーを吹き掛けても同じ効果が得られますよ。

外出時には必ずスプレー

市販の静電気防止スプレーや「花粉ガード」と記載されているものを吹き掛けると花粉を予防できます。無香料で繊維にも優しいグリセリンをただ水に薄めたものでも効果的です。

まなつ
グリセリンは繊維を保湿させる効果があって、乾燥して静電気が起こることを防いでくれるのよ。

ポリエステルやナイロン生地の服を着る

電気を持ちやすい服に花粉が付着するため、花粉のピーク期間はウールやセーター、カーディガンをできるだけ着ないようにしましょう。ポリエステルやナイロン生地にするだけで、花粉の付着量を3分の1まで減少させることができます。

また付着しても手で払うだけでほとんどの花粉が落ちてしまいます。

衣類に付いた花粉を取り除く便利なアイテム

手で払うor洋服ブラシ

一番効率的なのが、家に入る前に手で付着した花粉を払っておくことです。付着している花粉の半分以上が落とせてしまいます。肩から順番に足元に向かって払ってください。洋服ブラシを使うと更に落とすことができます。

衣類用粘着ローラー(コロコロ)を使う

コロコロを使うことで手で払い切れなかった花粉まで取り除くことができます。他の衣類と擦れやすい上着やパンツの裾部分を念入りにコロコロしてください。

掃除機で花粉を吸い取る

掃除機の先端にガーゼを輪ゴムで止めて、吸引力を「弱」にして吸い取ると衣類に染み付いた花粉を取り除けます。この方法で花粉でシミになっている部分もきれいにすることができます。

花粉は付けない・持ち込まないが鉄則

花粉は1時間換気させて侵入する量より服に付いている量の方が3~5倍多いと言われています。そのため花粉の飛散がピークのときは付着を抑えることと取り除くことを徹底してください

また外出していないときでも、部屋にあるソファーや布団、毛布など中綿の多いものはスプレーで静電気や花粉を除去するだけでも、家の中にある花粉を減らすことに繋がります。

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