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お風呂の残り湯洗濯で雑菌は残らないの?

お風呂の残り湯で洗濯している人も多いと思いますが、中には大腸菌や垢などで汚れている不衛生な水で洗うなんて逆に汚れて臭くなったりするんじゃないの?と不快に感じる方も多いでしょう。
確かに洗濯の全行程を残り湯で行うと雑菌が繁殖し臭くなったりもしますが、すすぎを清水(水道水)で行えば残り湯を使っても綺麗に仕上がります。気になるようなら洗浄剤を再汚染防止や抗菌・除菌に特化したものを使用することで安心して残り湯を使うことが可能ですよ。
残り湯使用で汚れが落ちやすく水道代の節約に
冬の水道水の温度は10度前後と低いので30度以下のお風呂の残り湯を使用することで洗浄効果を上げることできます。皮脂は人肌ほどのお湯が一番汚れ落ちも良く(体温で溶け出すものなので)、石鹸も20度以下の水温では溶けにくいためお風呂の残り湯は最適です。
更に捨てるだけの残り湯を置き換えて洗濯に使用しているので、節水・節約にも繋がります。お住いの地域により水道代は異なりますが、お風呂の残り湯を洗濯に使用するようになってから年間で平均3,000円〜5,000円程安くなることもあるので大きな節約ですね。
入浴剤を入れたお湯は使えるの?

入浴剤や人気のバスソルトは白い衣類だと着色してしまったり、塩で洗濯層を傷める恐れもあります。残り湯洗濯に使用可能か、必ずパッケージに表記されているので確認してから使用するようにしてください。
また、「柔軟剤は使用しないでください」と表記されていることがほとんどです。これは、柔軟剤の静電気を防止する「陽イオン界面活性剤」と入浴剤に配合されている「ウラニン色素」が化学反応を起こすことで衣服がピンク色に着色してしまうことを防ぐために表記されているんです。
洗濯に柔軟剤入り洗剤など使用する際は、入浴剤にウラニン色素が配合されているかの確認も忘れないようにしてくださいね。
お風呂の残り湯で洗濯する場合の注意

お風呂の残り湯で洗濯するときは以下のことに気をつけましょう。
- 汚れのひどい残り湯は洗浄力を落とすので使用しない
- 沸かした直後など30度以上のお湯を使用するとニットやウール素材など縮む原因となる
- おしゃれ着洗いやドライ・手洗いコースに残り湯は使用しない
- 残り湯使用は洗うのみ、すすぎは清水を使用する
- つけおき洗いしない
- 柔軟剤の使用に気をつける
- おろしたての衣類などには使用しない
ふろ水コース搭載洗濯機やバスポンプでこぼさず給水
日常的に残り湯を使いたいけど、バケツで汲むと疲れるし、万が一こぼしてしまった時は片付けが面倒になってしまいますよね。最近の洗濯機にはふろ水使用コースなど洗濯機自体に汲み取りポンプが付属していて自動汲み取り、すすぎは清水を使用して洗濯してくれるタイプのものも存在します。
ふろ水使用コースのない洗濯機でも、自動給水ポンプなど安価で販売されています。無駄になってしまう残り湯を少しでも有効活用したいという時は残り湯での洗濯を検討してみてはいかがでしょうか?