このシミは何性?洋服のシミ抜き方法を種類別に解説します

えりか
大変!うちの子がお醤油をこぼして服にかかっちゃった!急いで拭かなくちゃ!
かずみ店員
ちょっと待った!シミの種類を知らず焦って対処してしまうと、かえってシミを広げてしまったり落ちにくくしてしまいます。シミの性質によって応急処置も変わるので正しい手順で行いましょう。

早期対処が肝心!シミの性質を見極めよう

食事中の食べこぼしなどで衣類に付着してしまい、慌てて拭き取った経験は誰しもありますよね。確かにシミの応急処置は早めが適していますが、実は水溶性か油溶性かによって処置の方法が異なることをご存知でしょうか?

飲み物など水分が中心のシミは水溶性、化粧品(乳液・美容液・クリーム)や油分が含まれたシミは油溶性のシミに分けられます。どちらのシミか区別できない場合は、水を一滴垂らしてみましょう。染み込めば水溶性、弾いていれば油溶性と判断することが可能です。間違った対処方法はかえってシミを大きくし落としにくくしてしまい、自宅の洗濯では落としきれないことにもなりかねません。

水溶性のシミ:飲み物類・醤油・カレーなど

コーヒーやワイン、麺類などの跳ね返りによる水溶性のシミができてしまった場合の処置方法です。

  1. 湿らせたティッシュまたはハンカチでシミ部分を軽くつまみ濡らす
    この時に擦るのはNG!シミを広げる原因となります。
  2. ①のティッシュまたはハンカチを裏からおさえ、乾いたティッシュでシミを移す
    落ちにくい場合は少し石鹸をつけて行います。シミをトントンと押し出すイメージでシミがなくなるまで時間をかけて行って下さい。

カレーのシミは難敵!

カレーのシミは水溶性に含まれてはいるものの、油分や香辛料の色素が含まれた非常に厄介なシミのひとつ。カレーを落とす場合は、台所用の中性洗剤が有効です。

直接シミ部分に塗布し歯ブラシまたは綿棒で叩き出しましょう。デリケートな衣類の場合は水で少し薄めて塗布してみてくださいね。色落ちしやすい衣類の場合は一部分だけ風合いが変わってしまうおそれがあるのでクリーニングに出すことをおすすめします。どうしても自分で処理したい場合は以下の記事も併せて御覧ください。

油溶性のシミ:化粧品類・チョコレート・クレヨン・ペンなど

油分を含んだシミが付着してしまった場合の対処法です。

  1. 乾いたティッシュで固形物をまず除去
    固形物が残った状態で擦ると繊維の奥まで汚れが染み込んでしまいます。
  2. 乾いたティッシュで油分を吸い取る
  3. シミの裏側をハンカチなどでおさえ、濡れたティッシュなどでつまみ汚れを吸い取るように移す

水溶性と油溶性のシミを応急処置する場合は、濡らして落とすか乾いたティッシュで油分を吸い取るかの違いがあります。

油溶性のシミには、乾かしてからクレンジングオイルをコットンや綿棒に染み込ませシミに当てて浮かせて落とす手も効果的です。これは、クレンジングオイルに含まれているエタノールに油分を分解する力があるためで、衣類の繊維を痛めることなくシミを取り除くことができます。

シミを落とす洗濯方法

洗濯する前にまずは必ず洗濯表示を確認しましょう。自宅で洗濯不可のものはクリーニング店に持っていくことが確実です。

普段着のような特に指定のないものであれば、衣類用漂白剤(酸素系漂白剤)。おしゃれ着などは衣類用中性洗剤を使用してシミ部分に直接塗布します。風合いを損ねる可能性があるので、つけ置きは30分程度に止めて衣類に合わせて洗濯用洗剤と一緒に洗濯しましょう。

不溶性のシミ:泥汚れ

泥汚れなどの不溶性のシミは油溶性汚れと同じようにまず乾かしましょう。すぐに洗ってしまいたくなる気持ちもわかりますが、その名の通り水に溶けない性質なので洗剤をつけてもみ洗いしたり漬け置きした所で効果がありません。繊維の奥まで泥が入り込み、生地に負担がかかるだけとなってしまいます。

乾かしたあとに使用済み歯ブラシなどで叩き出して払い落としましょう。

泥汚れに「漂白剤」を使用している方も多いのですが、実は漂白剤は泥汚れにあまり効果はありません。洗濯する時は、固形石鹸や泥用の部分洗い洗剤をシミ部分に塗布して汚れを浮かせてブラシなどで掻き出し、下洗いしてから洗濯用洗剤と一緒に洗うことが効果的です。

時間が経って黄ばみが目立ってしまった衣類のシミ対処法

洗濯で皮脂汚れが落としきれていなかったり、時間とともに酸化してできてしまう黄ばみ。いつの間にか脇の下部分や襟にできていることが多いですよね。

このシミには、酸素系漂白剤(アルカリ性)を使用して酸化を中和することが効果的です。40度以上のぬるま湯に酸素系漂白剤を適量溶かし、黄ばみの目立つ衣類を入れて20分ほど漬け置きし通常通り洗濯します。頑固な黄ばみにはウタマロ石鹸など洗浄力の高い固形石鹸もおすすめです。

なおウタマロ石鹸は蛍光増白剤が含まれているため、白物の衣類には効果を発揮するものの色柄ものには使えません。

かずみ店員
黄ばみは洗濯の際に落ち切らなかった皮脂汚れなどが蓄積して起こる症状です。「汗をかいていない」と感じても一度着た衣類は洗濯し、襟や脇などは予洗いするとシミになりにくくなります。シミができる前に、予防することから始めてみましょう。

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