


スーツが汗臭く汚れているときは汗抜き

スーツに付着した臭いや汗汚れは水溶性のため、汗抜きによるウェットクリーニングでないと落ちません。汗抜きでは本来水洗いできないスーツでも特殊な溶液を使って、生地を傷めにくく水溶性の汚れを落とします。この方法は自宅ではできずクリーニングに出して汗抜きをお願いするしかありません。
また汗抜きしたいときは、必ず「汗抜きも一緒にお願いします」と頼んでください。スーツをクリーニングする場合は、生地を傷めないように基本ドライクリーニングしています。そのため汗抜きをお願いしないと、ドライクリーニングのみでクリーニングされてしまいます。
臭いや汗シミに汗抜きがおすすめ
汗抜きと聞くと汗だけに効果があるように思われがちですが、実際は水溶性汚れ全てに効果があります。飲み物やしょうゆなどをこぼした時に付く汚れも汗抜きによって落とせます。
スーツの臭いを落としたいときはドライクリーニングによって油溶性汚れを落とし、汗抜きによって生地を傷めず水溶性汚れを落とします。
礼服は特に汗抜きしたほうがいい
スーツは汗抜きしていないと塩を吹き白くシミになります。特に礼服は黒を基調にしているため、白く吹いた部分が目立ってしまいます。また夏場でも礼服はジャケットを着用しないといけないので、目立った汚れがなくても、生地の中は汗まみれなんです。
汗抜きする頻度はどれくらい?
スーツを汗抜きする頻度は夏であれば1ヶ月に1回は汗抜きしてください。
汗のかきにくい冬場であれば、3ヶ月に1回の頻度で汗抜きします。季節によって汗をかく量が異なるので、頻度はその都度変えます。また衣替えでスーツを長期保管する前にクリーニングに出して汗抜きを一緒に行い、きれいな状態で保管してしてください。
ただ汗抜きし過ぎても良くありません。ドライクリーニングに比べて、水を扱う汗抜きは生地を傷めやすいため頻繁に行う必要はありません。
スーツの臭いに困ったらクリーニングで汗抜き
繰り返しになりますが、スーツの臭いはドライクリーニングだけでは落ちません。中でも汗は水溶性汚れのため、追加で汗抜きする必要があります。自宅でもスーツを水に浸けることで汗抜きになりますが、スーツの生地が傷んでしまいます。
そのためスーツの寿命を考えると、クリーニングで汗抜きを行ってください。