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クエン酸でシャワーヘッドのお掃除

シャワーヘッドのお掃除は意外と見落としがちで汚れがち。きちんと定期的にお掃除しているという人は少ないのではないでしょうか。そんなシャワーヘッドの汚れを簡単に落とすために必要なもの、それは「クエン酸」です。
クエン酸はホームセンターやドラッグストアで比較的安価に購入することができます。クエン酸の特徴は酸性物質であるという点です。重曹やセスキ炭酸ソーダと並び、お掃除・お洗濯の便利アイテムとして耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
シャワーヘッドの汚れは、水道水に含まれるミネラル成分の結晶(いわゆる水垢)、石鹸の残りカスやヒトの皮脂汚れが付着したものが主になります。これらのほとんどはアルカリ性の汚れであるため、酸性であるクエン酸の出番というわけです。アルカリを酸で分解することで効率的にシャワーヘッドの汚れを落とすことができます。
クエン酸水に浸け置きするだけ!シャワーヘッドの簡単お掃除法
【用意するもの】
- クエン酸
- 洗面器
- 歯ブラシ
【手順】
- シャワーヘッドが完全に浸かる程度のお湯を洗面器にためる
- クエン酸を溶かす
一般的な大きさの洗面器の場合、クエン酸の量としては大さじ1杯程度で十分です。クエン酸を多く入れた方が洗浄力は上がりますが、仕上がりがベタつくことも。水に溶けやすいクエン酸ですが、溶け残りがないよう入れすぎには十分注意しましょう。 - シャワーヘッドを浸け、1時間放置
シャワーヘッドが外れるタイプのものは外しておくと楽に浸けておくことができます。 - 歯ブラシで擦る
浸け置きしたことで簡単に汚れが落とせるようになっていると思います。歯ブラシで擦ってどんどん汚れを落としていきましょう。歯ブラシでは落としきれない細かい所は、竹串やつまようじ、綿棒などを活用するという方法も。 - すすぐ
最後に綺麗な水で洗い流して終了です。

クエン酸溶かしたオケにシャワーヘッドつけ置き、歯ブラシごしごし
白いカルキがキレイに落ちました(*^▽^*) pic.twitter.com/kFqFeaqmRh— クニヒコ 次はキヤコン♩ (@tigger215) July 15, 2017
「クエン酸パック」でより頑固な汚れを徹底退治


【用意するもの】
- クエン酸
- キッチンペーパー
- サランラップ
- 輪ゴム
【手順】
- クエン酸水をつくる
お湯1カップ(200mL)に小さじ一杯のクエン酸を入れて、よくかき混ぜます。今回は直接シャワーヘッドを浸けるわけではありませんので、大きな容器も必要ないですし、多量のクエン酸水も必要ありません。この程度の量をつくっておけば十分です。 - キッチンペーパーにクエン酸水をしみこませる
- シャワーヘッドにそのキッチンペーパーを巻きつける
シャワーヘッドを完全に覆うように巻きつけます。隙間ができないようにピッタリと巻いてあげるのがポイントです。 - ラップでくるむ
キッチンペーパーに染みこんだクエン酸水が蒸発しないようするため、その上からラップを巻きつけます。
ラップが取れないよう、シャワーヘッドの首部分を輪ゴムで止めておくと安心です。 - 一晩放置する
クエン酸の効果が時間をかけてじっくり浸透していきます。 - すすぐ
最後に綺麗な水で洗い流して終了です。
クエン酸の代わりにお酢を使ってもOK
手元にクエン酸がない場合、調味料である「食酢」を代わりに使うことで同様のお掃除をすることができます。お酢もクエン酸と同じ酸性成分ですので同様の効果が期待できるのです。クエン酸水の代わりに、「お酢:水=1:6」の割合で混ぜた食酢水を使うだけ。手順はクエン酸のときと全く同じでOK。
ただ、お酢となるとツンと鼻につく独特の匂いが気になりますね。お酢の匂いが苦手という方は換気扇を回したり、マスクをしたりと、くれぐれもお掃除中に気分を悪くしないよう注意しましょう。

シャワーヘッドのお手入れは定期的に
浴槽内や浴室の床・天井、さらにはゴムパッキンなど、きちんと掃除をすべき箇所がたくさんあるお風呂場ですが、シャワーヘッドも汚れの温床であることを忘れずに。
このシャワーヘッドを通ってきたお湯で体を洗い、お風呂を掃除しているのです。むしろ一番綺麗にしなくてはいけない場所と言ってもいいくらいでしょう。
見落としがちな箇所ですが、定期的なお掃除が大切です。すべてのお掃除に言えることではありますが、汚れが溜まってしまう前のお掃除を心掛けましょう。綺麗なシャワーヘッドで快適なバスタイムをお過ごしください。