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冬にたまった汚れをリセット!夏本番前にエアコンを掃除しよう

病院でも推奨されるなど、夏場は特に欠かせない存在となったエアコン。ずっと使っているとだんだんと嫌な臭いがするようになりますよね。主な原因として、内部に蓄積されたカビ・タバコ・ペットや人間の皮脂の臭い・台所で使用しているのであれば油の臭いが考えられます。
エアコンの汚れを放置しているとどうなる?
- 電気代が上がる
フィルターに埃がたまると空気の循環を悪くなりエアコンの作業効率が悪化します。 - カビの繁殖
夏場は特にエアコン内部で結露しカビが生えやすくなります。埃は特にカビの養分となり繁殖を促します。 - アレルギーなどの健康被害
カビを放置しておくと排出と同時に胞子を撒き散らします。 - エアコンの寿命が縮まる
メンテナンス不良によってエアコンの寿命も早まります。

エアコン掃除の手順
【用意するもの】
- マスク
- 使わなくなった歯ブラシ
- 汚れてもいいタオルやスポンジ
- 重曹(水100ml+重曹小さじ1杯)
【注意点】
- コンセントは必ず抜く。
- 窓など開けて換気する。
- フィルターは壊れやすいので丁寧に取り外す。
- 電子部分・基盤などに水分が付着すると故障の原因に繋がる。
【手順】
- エアコン上部の埃・フィルターに溜まった埃を外側から掃除機で吸う。
- フィルターを外してお風呂場などで重曹水をスプレーまたは浸して使わなくなった歯ブラシで優しく洗う。
- 今度は内側からすすぐことでフィルターの目詰まりを防ぎます。
- 風通しのいい場所で乾燥させる。
- 本体の外側、ルーバー(風向きを調節する部分)も重曹水を染み込ませたタオルで拭き上げる。
- 終わったら送風にしてエアコンを作動させ水分を残さないように乾燥させる。
特に最後の「⑥送風」を日頃から行うことで、内部の結露を防ぎカビ予防にも繋がります。フィルター清掃は2週間に1度、最低でも月に1回行うことで内部が汚れにくくなります。
フィンとファンの掃除は素人が行うと故障の原因になることも

今回はあえてフィン(熱交換器)と送風ファンの掃除方法については触れていません。なぜなら故障の原因に繋がる可能性があるからです。


送風ファンの掃除は、フィンの掃除とは異なり排水ホースに流れ出るような作りになっていないため、洗浄液などをかけると全て部屋側に流れてしまいます。そのため養生は必須であり、業者に頼まないといけません。素人が行えば、流れた洗浄液が電子基盤やモーターにかかってしまうこともあります。
エアコンクリーニングは10,000〜15,000円程と少し高いかなという感想が正直なところですが、ケチって自分で掃除し故障させて買い替えとなっては元も子もありません。年に1度は専門の業者にクリーニングしてもらい、普段は自分で出来る範囲で汚れない工夫、定期的なお手入れをしてあげると良いでしょう。
見落としがちな室外機の掃除も忘れずに!

室外機が汚れていても室内のエアコンとは熱の排出のみで空気の循環は行われていないため、室内の空気も汚れるということはありません。
しかし室外機に砂ほこりや枯葉、花粉など付着し目詰まりすると余計な負荷がかかることで、電気代が上がりエアコンの寿命が縮まってしまいます。外に置くものだからと掃除を怠りがちですが、室外機も定期的な掃除が必要です。
室外機の効率をあげるにはまず、室外機の周りに物を置かないことがポイントです。室外機の周りをすっきりさせることで空気の循環をよくし、内部や裏側に溜まっている埃や虫の巣も自分で出来る範囲で掃除機で吸ったりブラシで汚れを落とします。埃がたまりドロドロになりやすい排水ホースのチェックも忘れずに行いましょう。
